高野山とビッグバン

先週金曜日の晩から、夫抜きで大阪の夫の実家に泊まりに行きました。
そして翌土曜日の朝から、山好きの義母に連れられ、高野山へ!
高野山は私も初めてなのでワクワク。
ちなみに「高野山」という名前の山はないんですね。
Wikiによると、

地名としての「高野山」とは、八葉の峰(今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)と呼ばれる峰々に囲まれた盆地状の平地の地域を指す

のだそうです。初めて知りました^^;
和歌山県は、昔何度か海の近くのマリーナシティに遊びに来たことがあるぐらいで、あまり馴染みがないです。

まずは南海高野線に乗り橋本駅経由で極楽橋駅まで。


途中、次男がトイレを訴え、下古沢という小さな駅で途中下車。
ここはもう単線で、ひなびた感じの無人駅でしたが、とても手入れが行き届いていてこざっぱりとしていました。
降りた瞬間、体感温度がひやっと下がりました。


誰もいない小さな改札口をなにげなく抜けると・・・


なんとこんなたっかい山の上にある駅でした^^;
近くに沢があるらしく、ずっと水の音がしていました。
ほとんどこの集落のためにだけあるような駅・・・こういう駅に降りるとなんかワクワクします。
筒井康隆氏の短編小説「熊の木本線」を思い出しました・・・


極楽橋駅からはケーブルに乗り換えて、終点の高野山駅まで。
お山の上では、行きたい場所までバスで移動します。
高野山駅までの電車割引往復乗車券と高野山内バス2日フリー乗車券がセットになった「世界遺産きっぷ」を使いました。金剛峯寺施設の割引特典もついています)
一番賑やかな「千手院橋」で降り、まずはバス停近くの食堂で腹ごしらえ。
義母おすすめの大門を目指し、バスの便を逃してしまったので、歩くことに。
途中、霊宝館(高野山文化遺産保存施設)にも寄ってみました。



山の上は、もう紅葉が始まっています。


霊宝館でありがたい仏像や宝物を観たあとも、寄り道は止まらず。


色とりどりの落ち葉に夢中。



金剛峯寺の根本大塔。


陽も傾き始めた頃、ようやくお目当ての大門が見えてきました。
逆光に浮かび上がった姿がまたなかなかの趣き。


正面に回ると、西日を浴びて輝くように堂々と建っていました。


せっかくなので、逆方向の奥の院にも足をのばすことに(もちろんバスで)。
参道を少し歩いてみただけでしたが、ユニークなお墓がたくさんありました。
戦国大名の半数以上のお墓があると言われているそうなので、また時間のある時にゆっくり訪ねてみたいなと思います。

暗くなる頃にようやく家に戻り、仕事で不参加だった夫も合流して、すき焼きと餃子の晩ご飯。
この夜は、皆もうクタクタで泥のように眠りました^^;



日曜日はゆっくり寝坊して、当初約束していた大型遊戯施設「ビッグバン」へのお出かけのことは、子ども達、すっかり忘れててくれないかなー^^;などと、義母と二人、淡い期待を抱いてみたりしましたが、もちろん忘れてくれるわけはなく、行ってまいりました。
長男が去年遠足で来て以来お気に入りで、夫の実家から近いこともあり、何度も来ています。
この日は雨だったこともあり、大盛況。駐車場も満杯。
こんな大きなワニや恐竜の遊具とか、4階から8階まである巨大ジャングルジム施設とか、とにかく子どもは楽しめます。
大人はやることがないので、かなり時間を持て余しますが^^;


4階にある、昭和30年代の町並みコーナー。
唯一、大人もぶらぶら歩きながらちょっと時間を潰せます。
昔のおもちゃを展示してるコーナーなんかもあります。

途中、一旦退館して、駅前のレストランで昼休憩してから、またまた館内に戻り、結局子ども達は夕方まで目一杯遊んで、久しぶりの我が家に帰ってきました。
健脚の義母のおかげで、活動的な週末を過ごせました。
先週までは風邪旋風が吹き荒れていた我が家ですが、子どもの回復力ってすごい。大人は置いていかれっぱなしです。
まだまだ低地は紅葉のシーズンにもあと少しありますが、朝晩はかなりの冷え込みで、早くも冬の気配が漂ってきました。
ついこないだまでプール通いしてたような気がするのに、年の後半って、ほんとに過ぎていくのが早いなあ・・・。