大型紙芝居

先週、幼稚園の絵本サークルの一大イベント、お誕生会での大型紙芝居上演がありました。

 

かにむかし (岩波の子どもの本)

かにむかし (岩波の子どもの本)

 

 

今年の紙芝居は「かにむかし」。

去年の「はらぺこあおむし」と同じように、何代か前のメンバーのママ達が、出版社の許可を得て絵本を手描きで忠実に再現した、大きな手作り紙芝居です。

これ、あらかじめあるものを練習するだけでもまあまあの労力なのに、一から作る時は想像を絶する情熱が必要だっただろうことは容易に想像できます。

恐るべし、ママさんパワー。

今年も夏休みが終わると、配役(紙芝居の支え、読み手、さるやかにの役、ピアノや司会など)を決めて、週一回ずつ程度集まり、練習を重ねてきました。

皆それぞれに忙しく、園行事も何かと多いこの季節、毎回キャスト全員が揃うことは難しいながらも、少しずつ少しずつ力を合わせて形にしていく作業はやっぱり今年も楽しかったです。

皆で一つの目標(作品)に向かって何かを頑張るのって、この年になるとなかなか貴重な経験。

しかも本番子ども達がそれを見て豊かな反応を示してくれるお楽しみもあり(というかそれが目的なのですが)、まさにサークル活動の醍醐味です。

 

紙芝居の前には、メンバーがエプロンシアターや手遊びをします。

毎回誰かしらやりたいと手を挙げてくださるので、私自身は一度もやったことがないのですが、機会があればやってみてもいいかな?ぐらいの心境にはなっているのがオソロシイ( ̄▽ ̄)

でも皆さんほんとにウマイです。そして子ども達の反応が全身全霊で可愛い。

 

「かにむかし」は、通しで 15分はたっぷりかかる長いお話で、しかも昔話特有の渋い色彩、最初から最後まで視覚的にはあまり変化がなく、幼稚園児の集中力がもってくれるかな?と色々心配だったので、紙芝居前の出し物も、しっかりストーリーのあるエプロンシアターではなく、手作りの動物ペープサートに合わせてお誕生日の歌を歌ったり、簡単なクイズ形式にしたり、最後は皆で手遊びしたり、と軽めに、かつ子ども達の注意を惹きつけやすいものに。

工夫の甲斐あってか、子ども達の集中力も途切れず、しっかり昔話の世界を楽しんでくれたように思います。

 

私はピアノ担当だったのですが、今年は部長のため、全体の流れや段取りばかりが気になって、なかなか自分のパートに集中できず。

しかもやるとなると細かいことまでとことん自分で把握しないと気が済まず結局一人相撲に終わりがちな、リーダー役にはあまり向いてない性格なので、どーんと構えることもできず。

 しかし、そんな私のしょうもない不安をよそに、前日リハーサルの時点で場の空気はすっかりスイッチオン。そのまま迎えた本番も最高の出来で、皆さすがでした。

ああ、今年もいい時間を過ごせた~。

次男の育児サークル時代からお世話になっている、OBのTさんが見に来てくれて、終了後、図書館で受講中のおはなし講座で話すおはなし(朗読ではなく、物語を覚えて語って聞かせるストーリーテリング)を披露してくれました。

 

かつていた育児サークルでは、ママ達がグループごとに持ち回りでその回の企画や準備をしていたのですが(ちょっとした工作とか、お茶会とか、公園遊びとか)、お菓子や景品の買い出しは車を出せるママがすぐ手を挙げてやってくれるので、私の場合は、消去法でたまたま絵本の読み聞かせや紙芝居などを担当することが多く、初めの頃は、読み聞かせは好きでも得意でもなかったし、やるたびに緊張ばかり。

それがしょっちゅう読み聞かせを担当していたせいか、次男が幼稚園に入園する頃には当然のようにTさんから絵本の会に誘われ、そのまま所属し現在に至る・・・。

育児サークルでの経験とは別に、長男が在園中、ママ達による大型紙芝居「はらぺこあおむし」を見て感動したことも、絵本の会に入るきっかけになったのですが。

未就園の小さい子ども達の前で読み聞かせデビューできたのは、いい経験でした。

あとから思うのは、育児で我が子と身体ごと密接に関わることのできる時期なんて、本当に限られた贈り物のような時間だなあということ。

来月は、未就園児さんの前でその「はらぺこあおむし」を去年に引き続き上演する予定です。

 

なんやかんやと行事に追われてブログも放置気味にしていたら、いつのまにか果物屋さんの店先から梨やブドウが消えて、朝晩冷え込むようになって、大根や白菜が美味しい季節になって・・・

季節の過ぎていくのがものすごく早い!!
なんで一日は二十四時間しかないのか・・・と毎晩日付が変わってからボーゼンとしております。

来月はもう師走ですよΣ(゚Д゚)